過剰肥満の人の中にも「努力して痩せられる人」と「どうしても痩せられない人」がいるのは事実で、明確な違いがあります。
以下が、科学的・臨床的に指摘されている主要な違いです:
■ 自己認知力の差(メタ認知)
- 痩せられる人は、「自分がどんな時に食べ過ぎるのか」「どんな気分で暴食に走るか」など、自分の行動を客観視できている。
- 痩せられない人は、自分の行動を正当化したり、原因を他責にする傾向が強く、現状把握が甘い。
■ 実行機能(前頭前皮質)の機能レベル
- 抑制力・計画力・集中力の差。
- ここが低いと、「やろうと思っても続かない」「今日はいいか」が頻発する。
- 睡眠不足や慢性ストレスで前頭前皮質の機能が劣化している場合、行動制御が難しくなる。
■ 環境整備ができているか
- 成功する人は「食べすぎを防ぐ環境」を先に作る(例:高カロリー食品を家に置かない)。
- 失敗する人は「意思でどうにかしようとする」が、環境が誘惑だらけで破綻する。
■ 社会的サポートの有無
- 周囲の理解や協力がある人は、途中でくじけにくい。
- 一人で抱え込む人は、挫折しやすい。
■ 中長期の目標設定と内発的動機
- 痩せられる人は「将来の健康リスク回避」「子どものため」「自分に誇れる生き方」など、内発的な動機を持っている。
- 痩せられない人は「怒られたから」「仕方なく」など、外から与えられた動機が多く、継続性がない。
結論としては、
痩せられる人は「意志が強い」のではなく、脳の機能・環境・認知の仕方・動機の持ち方が違うのです。
言い換えれば、痩せられる人は「勝てる条件」を整えている人とも言えます。
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